喘息の本態が慢性気道炎症であるという理解が深まり、吸入ステロイド薬の普及と進歩に伴って喘息患者のコントロールは近年大きく改善したが、難治例も少なからず存在する。またその診断も、典型的な喘息症状が揃う症例では比較的容易であるが、咳のみを呈する咳喘息においては慢性咳嗽を呈するその他の疾患との鑑別にしばしば難渋する。重喫煙歴のある中高年患者ではCOPDとの鑑別やその合併も重要である。